白神PEAKS

白神のマタギ文化を学ぶ!採りつくさない山菜採り、SDGs体験

山と共に生きるマタギの営みを、西目屋村で体験。
生きるために自然の中へ足を踏み入れ、山をまたぎ歩く生活がここにはありました。

西目屋村の人々は自然と共存して暮らし、古くからマタギ文化が根付いていました。津軽ダム建設により水没した奥目屋地域では、江戸時代末期からマタギたちが活躍していました。
マタギというと動物の狩猟を想像する方も多いでしょう。しかし、自生する植物を収穫するのもマタギの仕事です。
山を知り尽くすプロであるマタギの暮らし方や山のしきたりを守る文化を知り、西目屋村の家庭の味である山菜料理を調理し、お召し上がりいただく体験です。

そもそも、マタギとは?
北東北の猟師のことで、猟そのもののことも指します。

特に西目屋村のマタギは“目屋マタギ”と言われています。山には危険が多いため、マタギは一人では行動できません。仲間とのチームワークが重要で、様々な掟がありました。
頭領となる“シカリ”と呼ばれる人物は、丈夫な身体で忍耐強い性格、自然のあらゆる知識を身につけた人が務めていたそう。マタギをするときは自分の命を守るために、テッケシと呼ばれるカモシカの皮でできた手袋や、カモシカの毛皮で首元を守り、山に入っていくそうです。

今回の体験ではマタギ文化と自然を保存・伝承する活動をしている白神マタギ舎ガイドのもと、自らの足で山に入り、自らの手で山菜を収穫します。

ガイドのレクチャーがあるので、山菜の下処理の仕方や美味しく食べる調理方法がわからなくても安心!
大学時代、それぞれが白神のマタギ文化に魅了されたことをきっかけに出会った小池ご夫妻が、家庭料理や郷土料理のレシピも教えてくれます。
季節によって収穫できる山菜は異なります。春にはフキノトウ、夏はミズ、秋はキノコなど。
その時々に旬を迎えている植物の生命のありがたみを感じながら、山菜料理をいただきます。

四季の移ろいがはっきりしている青森県。その中でも手つかずの自然が残る白神山地の麓、西目屋村にしかない文化や生活様式が継承されています。マタギは神聖な山に足を踏み入れ、命をいただくため、常に感謝の気持ちをもって狩猟をします。

動物も、植物も、ひとつの命。古くから食されてきた白神の山菜を収穫し味わうことで、山の恵みとリレーする命、そして目屋マタギ・マタギ文化を五感で感じてみませんか?
地元ガイドと一緒に共存する森、白神山地へ出かけましょう!

行程表

9:00 道の駅津軽白神インフォメーションセンター(受付)
9:30 世界遺産の径・ブナ林散策道(ガイドとトレッキング)
12:00 グリーンパークもりのいずみにて調理(調理後、食事+白神そば)
14:00 食後、解散。
※もりのいずみの「村いちの湯」入浴付き。
お部屋は15時まで利用可。

プラン情報

事業者 津軽白神ツアー
連絡先 TEL:0172-85-3315
FAX:0172-85-3316
(水曜日休み)
期間 5月上旬~下旬
※1日1組限定
販売除外日:水曜日
料金 大人9,500円
子供(小学生)7,500円
※9歳以下の方はご参加できません。
料金に含まれるもの 散策ガイド料
会場費(キッチン付き客室)
所要時間 5~6時間
最少催行人員 2名
最大催行人員 6名
予約手終日 予約日の10日前
キャンセル料 予約日の2日前20% 前日50% 当日100%
ご注意 ・天候により実施できない場合があります。
・お問合せいただいてからの手配となりますので、予約状況によってお受けできない場合があります。

連携者

白神マタギ舎

伝統的な生活文化と、その基盤となる自然を保存・伝承することを目的とし2000年に目屋マタギが中心となり設立しました。白神山地の散策やトレッキング、アンモンの滝などのガイドツアーや、山菜や焚火料理などをはじめとしたマタギ料理等の提供も行っております。

もりのいずみ

グリーンパークもりのいずみは、源泉かけ流しで、その泉質の良さから、「村いち(番)の湯」と評されることもある、西目屋村にある温泉・宿泊施設です。各部屋にキッチン・冷蔵庫なども完備した長期滞在に便利なコンドミニアム施設です。