白神PEAKS

冬の西目屋の暮らしと歴史を学ぶ!かんじきトレッキング目屋豆腐づくり体験

冬の西目屋村の寒さを吹き飛ばすほど楽しい!美味しい!アクティビティここにあり。
ふかふかの雪道をかんじきでトレッキング!そのあとは冬にしか作れない“目屋豆腐”を作りましょう!

つい家にこもってしまいがちな冬の季節。たまにはアクティビティを楽しむ旅に出て体を動かしませんか?
かつて“マタギ”と呼ばれた人々が履いていたかんじきを身につけ、西目屋村砂子瀬地区の冬の自然を感じながらトレッキング!津軽ダム建設により沈んだ砂子瀬地区。幻となった文化の歴史を山歩きしながら学びます。
失われた過去の歴史と現代を繋ぐ鍵となるのが“目屋豆腐”。そこにはどんなストーリーがあるのでしょうか?

西目屋村には、世界遺産に登録されている白神山地や、東北初の観光向け水陸両用バス、日本では珍しいレンガ造りの寺院など、継承されてきたものや新たに生まれる文化や観光コンテンツがありますが、失われた歴史があったことも忘れてはいけません。
西目屋の中でも“奥目屋”は、現在の津軽ダムの湖底に眠る幻の地域です。岩木川の最奥に位置し、白神山地に守られ里の恵みを得る、伝統の中に息づく生活文化がありました。

奥目屋のなかでも砂子瀬地区には、尾太鉱山があり銀・銅・鉛を産する地域でした。岩木川の最奥に位置するため、水が非常に冷たく、熱が逃げやすいことを利用して砂子瀬地区特有の“目屋豆腐”が作られていたそう。冬のトレッキングでの学びは非常に奥深いものになる予感がします。

道の駅津軽白神ビーチにしめや駅長の桑田翼さんは、「西目屋村民にとって目屋豆腐は伝統の味。それぞれの家庭で味・形・大きさ・柔らかさが異なっていました。」と教えてくれました。
目屋豆腐の特徴は、硬めで強い弾力であり濃厚な味わいの木綿豆腐となっています。西目屋村では大豆も特産物で、100%村産の大豆を使っています。豆腐作りの行程としては、大豆をすりつぶし、じっくりと豆汁を煮ます。こして絞り、にがりを入れ固める、一般的な豆腐と同じですが、西目屋の冷た~く、キンッキンに冷えた水を使うからこそ硬めに出来上がるのだそう。

「一度は失われかけた食文化ですが、西目屋の人々の心に残る味。やっぱりこれからも残していきたいですよね。毎年冬になると道の駅の職員の手作りで、1日120丁限定で販売をしています」と桑田さんは言います。西目屋村で育った桑田さんによると、年末などにお世話になったご近所さんや、お祝いの席で配る文化もあったそうです。

地域に根付く歴史や文化、生活を学び、歴史に登場する目屋豆腐を作る体験、冬の西目屋村には、日常生活で忘れていた心が躍る瞬間がいっぱいです。

行程表

09:00 道の駅津軽白神インフォメーションセンターにて受付
09:30 津軽ダムパーク周辺にてかんじきトレッキング体験
12:00 道の駅津軽白神にて昼食(白神そば)
13:00 味な工房にて「目屋豆腐」作り体験
14:30頃 終了。(出来上がった豆腐はお持ち帰りいただきます。)

プラン情報

事業者 津軽白神ツアー
連絡先 TEL:0172-85-3315
FAX:0172-85-3316
(水曜日休み)
期間 1月中旬~3月下旬

※1日1組限定
販売除外日:水曜日
料金 大人8,000円
子供(小学生)6,500円
※9歳以下の方はご参加できません。
料金に含まれるもの かんじき体験代
目屋豆腐作り体験
昼食代(白神そば)
所要時間 約5時間30分
最少催行人員 2名
最大催行人員 6名
予約手終日 予約日の10日前
キャンセル料 予約日の2日前20% 前日50% 当日100%
ご注意 ・天候により実施できない場合があります。
・お問合せいただいてからの手配となりますので、予約状況によってお受けできない場合があります。

連携者

白神マタギ舎

伝統的な生活文化と、その基盤となる自然を保存・伝承することを目的として2000年に目屋マタギが中心となり設立しました。白神山地の散策やトレッキング、アンモンの滝などのガイドツアーや、山菜や焚火料理などをはじめとしたマタギ料理等の提供を行っております。

道の駅津軽白神

西目屋村の中心部で産直施設として平成10年にオープンしました。その後、平成29年に観光情報施設を新設し、県内28番目の道の駅「津軽白神」として登録されました。山菜やキノコ、リンゴなど地元の食材を季節に応じて販売しています。施設内には珈琲の焙煎工場やモン・ベルのグッズ販売コーナーも併設しています。

味な工房

道の駅施設内にある食材加工センターです。各種製造の体験が可能で、ほかにもオリジナル商品や季節商品を製造している施設です。