白神PEAKS

白神山地の歴史探訪!西目屋村の里山文化を知る里山あるき

歴史やパワースポット好きにはたまらない!
里山ガイドが案内してくれる『歴史やパワースポットにふれる旅』はいかがでしょうか?

江戸時代から明治時代、大正時代にわたり歴史に触れることができる、白神山地・自然むら歩き探訪。
明治時代の特徴ともいえる和洋折衷を色濃く映し出すれんが造りの広泰寺。高さ20m強の総レンガ造りの圧倒的存在感、不識塔。なぜこんな洞窟の奥に?珍しいお堂は藩政時代から守られている岩谷観世音。清らかな空間に佇み不思議なパワーを感じる乳穂ヶ滝。
青森県で最も人口が少ない村には、学ぶ歴史が盛りだくさん!

まず案内してくれたのは広泰寺。県道28号線を弘前方面から向かい弘前大学白神自然観察園の看板があるところまで車で行くことができます。この先は徒歩で進み、約100mでレンガ造りの広泰寺があります。

明治40年(1907年)、廃寺同然であった三用山広泰寺の寺格を譲り受けた齋藤主(さいとう つかさ)は、明治44年(1911年)西目屋村川原平に不識山広泰寺を再興しました。齋藤主は、現在の警視庁で働き、測量・土木技師、鉄道建設などの職種を経験し、弘前市で土木建築のなりわいで独立した経歴。明治35年(1902年)に大凶作となった西目屋を救うために立ち上がります。土地開拓や用水路、水田、暗門の滝へのルート整備など観光業にも尽力。
様々な職種を経験し、文明開化後で人々の暮らしが変わりつつある時代。この時代を生きる齋藤主だからこそできるレンガ造りの寺院になったのでは?などと自分なりに解釈をしたりするのも歴史旅の楽しみです。

津軽白神ツアーの濱中真さんによると「広泰寺の真向かいにある七福の杉もみどころ」とのこと。七福の杉は、縁起が良く7つに幹が分かれている大きな杉の木です。眺めていると時間を忘れ、ス~っと日常から解放される気持ちになります。

齋藤主に関連し、土地開拓記念で建てられた不識塔もレンガ造り。現在は崩壊の危険があるため鉄骨で囲まれていますが、中にある高さ20m超の塔は大迫力。

続いては岩谷観世音。江戸時代に亡くなった馬の霊を祀ったお堂です。珍しいのは洞窟の中にあること。階段を下り断崖絶壁の歩道を進むと、薄暗い洞窟の中で湧水がトタンにぶつかる音が響き渡る不思議な空間です。

最後は、パワースポットとしても人気の乳穂ヶ滝。春夏秋は、まるで力強く雨が降り注ぐような空間。厳寒期は滝が凍り氷柱になります。形や太さ、凍って一本柱になるかで作物の豊凶を占います。

道の駅駅長の桑田翼さんは「幻想的な雰囲気を味わえる夜のライトアップはおすすめ!」と笑顔を見せます。

行程表

09:45~10:00 道の駅津軽白神へ集合・受付
10:00~10:15 津軽白神湖へ車移動(到着後、徒歩移動)
10:30~11:00 広泰寺見学(レンガ造りのお寺)
※特別に堂内をご覧いただきます!
11:15~11:40 不識の塔見学(通称:主の塔)
11:40~11:55 津軽白神湖パークへ徒歩移動(到着後、車で出発)
12:00~13:00 もりのいずみで昼食(白神そば)
13:00~13:05 もりのいずみ出発、岩谷観世音へ移動
13:05~13:45 岩谷観世音見学
13:50~14:20 乳穂ヶ滝見学
14:20~14:30 道の駅津軽白神 到着

プラン情報

事業者 津軽白神ツアー
連絡先 TEL:0172-85-3315
FAX:0172-85-3316
(水曜日休み)
期間 6月下旬~10月下旬の火曜日・金曜日
料金 大人(中学生以上)5,200円
子供(小学生)4,200円
※小学生未満の方はご参加できません。
料金に含まれるもの ガイド代、昼食代
所要時間 約5時間
最少催行人員 2名
最大催行人員 8名
予約手終日 予約日の7日前
キャンセル料 予約日の前日50% 当日100%
ご注意 ・天候により実施できない場合があります。
・お問合せいただいてからの手配となりますので、予約状況によってお受けできない場合があります。

連携者

里山ガイド

2015年に地元の有志が集まり里山ガイドが発足しました。世界自然遺産の麓に位置する西目屋村に古くから伝わる伝統や文化、村内の名所・旧跡を地元のガイドと話しながらゆっくり歩いてご案内します。

もりのいずみ

グリーンパークもりのいずみは、源泉かけ流しで、その泉質の良さから、「村いち(番)の湯」と評されることもある、西目屋村にある温泉・宿泊施設です。各部屋にキッチン・冷蔵庫なども完備した長期滞在に便利なコンドミニアム施設です。